酢酸トコフェロール
酸化防止剤・血流促進・抗炎症・美白
ビタミンE誘導体、製品の酸化を防ぎ品質を保つ。抗酸化作用、末梢血管を拡張し、血流をよくする作用があります。肌荒れを防ぐ、にきびを防ぐ、血色を良くしてくすみを改善する、日焼けによるシミソバカスを防ぐなど広範囲な目的で使われています。
サリチル酸
防腐・殺菌・ピーリング
殺菌防腐作用及び角質溶解作用を有する薬剤で、BHAと呼ばれる酸の一つ。ピーリング剤や、フケ抑制、ニキビ抑制作用などがある。
酸化チタン
着色・紫外線防止
無機顔料で、被覆力や着色力があり、皮膚の凹凸をカバーします。ファンデーションのカバー力を出すために欠かせない成分です。また紫外線を反射するため超微粒子の酸化チタンはUVカット剤に用いられる。
酸化鉄
着色
酸化鉄は鉄の酸化物(さび)の総称です。最も代表的な顔料で、化粧品に色をつける成分として、伝統的に使われてきました。ベンガラ(暗赤色~赤褐色)、黄酸化鉄(橙黄色)、黒酸化鉄(黒)があり、これらをブレンドして顔料とします。
シア脂
毛髪保護・ツヤ出し・エモリエント
カリテ(シア)という木の実から取れる植物性天然パター、保湿効果が高く乾燥から肌や毛髪を保護しツヤとうるおいを持続させる。
ジグリセリン
保湿
多価アルコール系保湿剤。保湿効果が高く皮膚や毛髪に潤いを与え、乾燥を防ぐ。
シクロメチコン
コンディショニング・感触改良
シリコーン油。粘度が低いため油性でもべたつかずさらっとした感触で、徐々に揮発することが特徴です。肌に塗ったあと揮発することでオイル分が次第になくなっていき、さっぱりとした感触が得られます。シクロメチコンは撥水性がよいことから、ウォータープルーフタイプ製品に使われ、汗による化粧崩れを防ぎます。毛髪に薄い被膜をつくりツヤを与え仕上がりの手触りを改善する。
ジステアリン酸グリコール
パール化・エモリエント
主にシャンプー・リンスやボディーソープにパール感を付与するために使用される非イオン界面活性剤で、不透明化剤として使われます。
シソ葉エキス
抗炎症・抗酸化
シソの葉より得られるエキス、多岐にわたる抗炎症抑制作用や抗酸化作用がある。
ジメチコノール
コンディショニング・コーティング・ツヤ出し
シリコーン油。毛髪に簿い被膜をつくってツヤを与え保護する、また仕上りの手触りやクシ通りを良くする。
ジメチコン
コンディショニング・コーティング・ツヤ出し・消泡
もっとも代表的で汎用されているシリコーン油。撥水性が強く、耐水性の強い被膜を作り、化粧を水や汗によってくずれにくくします。ベタツキ感が少なく、さらさらした感触が得られ、すべりをよくする感触調整作用があります。乳化物を作るときにできる泡を消す消泡剤、皮膚や毛髪に成分が広がるのを助ける働き、溶剤、保護剤などさまざまな用途で用いられている原料です。
水酸化Na
pH調整・中和
別名は苛性カリ。製品のpH調整や配合原料の中和に使用される。
水添ポリエソブテン
エモリエント・ツヤ出し
水素添加して得られる炭化水素の混合物です。毛髪や皮膚に軽い感触の油分を補う。ただし粘度に幅があり、その粘性の違いにより使用感は異なる。
水添レシチン
乳化・可溶化・エモリエント
大豆または卵黄油から抽出したリン脂質に、水素添加し精製することで酸化安定性を高めます。リン脂質は細胞膜の構成成分で、皮膚に含まれる脂質の中でも、特に重要な成分です。乳化剤、皮膚コンディショニング剤、保湿剤、柔軟剤、感触改良、リポソーム化、浸透剤など多目的に使用されます。親油と親水の性質を持ち、乳化の安定性を高めたり、感触改良のために使われます。皮膚への浸透性に優れ、細胞間脂質の中に入り込み、水分保持力を高めることで、保湿剤、柔軟剤として高い効果を発揮します。
水溶性コラーゲン
保湿
魚介類や哺乳動物の結合組織から抽出されたコラーゲンで、アミノ酸が結合したポリペプチド鎖が3重螺旋構造をとっており、生コラーゲンとも呼ばれている。保湿性や柔軟性を与える。
スクワラン
エモリエント
深海サメの肝油やオリーブの実やサトウキビより得られる炭化水素。皮膚に対する浸透性がよく、潤滑性に優れ、べたつかないなどの特性を持ち、感触改良の目的でも使われます。
(スチレン/ビニルビロリドン)コポリマー
コーティング・セット・整髪
非イオン性の高分子。耐水性のある強固な被膜を形成し毛髪にハリ、コシを与える、スタイルを整え保持する。
ステアリルアルコール
乳化安定・保護・粘度基材
脂肪酸アルコール。皮膚を保護し、肌に柔軟性を与え、なめらかにする。乳化物の粘度基材として用いられる。
ステアリン酸
乳化安定・粘度基材・保護
ヤシ油等の油脂類から分離精製されて得られる脂肪酸、石鹸の洗浄基材や、乳化補助、のびや硬さなどの感触調整や安定性を高める目的で用いられます。
ステアリン酸グリセリル
乳化
植物性のノニオン界面活性剤。乳化基材として用いられ、植物由来なのでナチュラル系の乳化物に良く使用される
ステアリン酸ソルビタン
乳化
植物性のノニオン界面活性剤。乳化基材として用いられ、植物由来なのでナチュラル系の乳化物に良く使用される
ステアルトリモニウムクロリド
乳化・コンディショニング・帯電防止
カチオン界面活性剤。コンディショナーやトリートメントの乳化基材として使用され、毛髪へのコンディショニング効果や帯電防止効果に優れ毛髪をしなやかに仕上げる。
セージエキス
抗炎症・抗酸化
サルビアとも呼ばれ、セージの葉から抽出したエキス。別名サルビアとも呼ばれる。抗炎症効果や抗酸化作用を有する。
セタノール
乳化安定・保護・粘度基材
脂肪酸アルコール。皮膚を保護し、肌に柔軟性を与え、なめらかにする。乳化物の粘度基材として用いられる。
セテアリルアルコール
乳化安定・保護・粘度基材
脂肪酸アルコール。皮膚を保護し、肌に柔軟性を与え、なめらかにする。乳化物の粘度基材として用いられる。
セラミド2
毛髪保護・保湿・バリア機能改善
皮膚や毛髪に多く存在しているスフィンゴ脂質。細胞間脂質中の主成分であり、皮膚のバリア機能も強化、保湿、毛髪のぱさつき・ダメージを改善する
セラミド3
毛髪保護・保湿・バリア機能改善
皮膚の皮脂バリアを構成する細胞間脂質の主成分。皮膚のバリア機能も強化、保湿、毛髪のぱさつき・ダメージを改善する
セリン
毛髪保護・保湿
中性アミノ酸保湿性が高い、毛髪にアミノ酸を補給し保湿効果を高める。
ソルビトール
保湿
ブドウ糖より合成した白色の粉末の糖類。甘みと清涼感があり、甘味料、香味剤として使われています。化粧品では主に保湿剤として使用されます。 乾燥に対し水分を一定に保つ働きを持ち、肌の角質細胞にうるおいを与えます。