お客様が安心して化粧品を使っていただくために、製造所が行うべきことは、製造管理および品質管理です。
化粧品基準には、GMP (Good Manufacturing Practice)、製造所における製造管理、品質管理の基準のことです。
原材料の入荷から製造、最終製品の出荷にいたるすべての過程において、製品が「安全」に作られ「一定の品質」が保たれるよう定められています。
よく言われるGMPの目的が次の3点です
衛生的な設備で化粧品は製造しなくてはなりません。これは当然です。
例えば、食事をしようとレストランに入ったら、油まみれでほこりがたまっているようなところ、ねずみやゴキブリがうろうろしているようなところでは、食欲を失いますよね。
食べ物を扱うところは、キレイにしてほしいものですね。
ゴキブリがうろうろしているような設備で作られた化粧品はNG
壁がボロボロ剥がれ落ちているような設備で作られた化粧品はNG
そして、ただ「キレイ」というだけが要求されているわけではありません。
衛生的な設備・環境の製造所であることは工場設備で重要なポイントになります。
人から持ち込まれる異物を防いでいるか
帽子をかぶる、作業着はきれい、手指は消毒している、マスクをしている、アクセサリー類はつけていないなど
空気から持ち込まれる微生物や異物を防いでいるか
空調清浄機は完備されているか
ドアが二つ付けてあり、製造所へ直接空気がいかないようになっているか
防虫策という視点
清潔にしたい部屋には、外との窓をなくしているか
入り口に黄色いカーテンや防虫ランプが設置されているか
ダンボールをそのまま室内に持ち込んでいないか
品質の見極め方として、工場設備の重要ポイントが出来ている製造所は、よい品質の製品を提供出来る会社だといわれます。