世の中の変化のスピードは極端に速まっており、それに伴って商品のライフサイクルも短くなっています。
ロングセラーと言われる長寿商品に育つものは多くなく、新商品などのモノが溢れる中での商品短命化が多いのが現状なのではないでしょうか？
これから新商品を開発するにあたり、「売れる化粧品を作る」という思いは皆さん同じです。
ここでは、売れる化粧品とは何か？について考えていきます。
商品開発のヒントにしていただけると嬉しいです。
タ－ゲットを明確にする
あなたが「買いたい！」と思うものはどのようなものでしょうか？
商品を開発する側での考えではなく、消費者の立場に立って考えてみてください。
人それぞれライフスタイルや嗜好は異なります。
女性がターゲットなのか？男性がターゲットなのか？それとも男性も女性もターゲットなのか？年齢は？生活は？好みは？まずは新商品のターゲットのペルソナを絞り込み明確にすることが先決です。
買いたいと思わせる仕掛け
無料でもらえるものなら欲しい・・でもお金を出して買うものになると消費者は急にシビアになります。
どんなに中身が良い商品でも、その存在をアピールできず沢山の商品に埋もれてしまい興味をひいてもらえないと意味がありません。
まずは製品の存在を知ってもらい手に取ってもらって「買いたい！」と思わせることが大事です。
「買いたい！」と思わせる仕掛けを考えてみてください。
買いたいと思わせるには、ターゲットの購入心理をくすぐることです。
買う前は欲しい（wants）と思わせることで初回購入を促す効果が期待できます。
例えば、ターゲットの好みに合う容器のデザイン、ターゲットのお肌悩みに特化した訴求、購入しやすい価格帯などが色々考えられます。
リピーターになってもらうには
実際に購入してもらい「買わなきゃよかった」「失敗した」と思われると、リピートにつながることはありません。
化粧品は消耗品で、使い切る前に購入を検討します。
「また買いたい！」と思わせるための製品価値の満足度もとても重要です。
そのためには、製品の品質、効果はもちろんのことターゲットが継続して購入しやすい価格帯や、購入しやすい場所を提供することで、次回購入を促すことが期待できます。
またリピーターは商品に対して「愛」と「信頼」を持っているファンであり、宣伝しなくとも定期的に売上を上げてくれたり、口コミによる新規顧客獲得へのカギとなる重要な存在です。
例）化粧品のリピーターになる理由
*値段同等もしくはそれ以上の価値
*好みの使用感
*肌悩みに特化した効果
*買いやすい購入場所
*使いやすいデザイン
*ブランドのイメージ
*好印象のイメージタレント等
売れている商品の共通点を探す
世の中には、ロングセラー（長期にわたって売れている）商品やベストセラー（ある期間内に爆発的に売れる）商品が沢山あります。それぞれに該当する商品をいくつか思い浮かべて、共通点を考えてみてください。それが売れる化粧品のヒントになるかもしれません。
いかがでしたか？
現代ではSNSが普及し、普段接点がない人達との交流が安易に可能になり、利用者同士の生活に密着した情報交換が行われ拡散されています。
そのため、販売後の消費者とのコミュニケーションの重要度も増しています。
消費者に合わせてサービスや商品なども変化していくことは、今後ますます必要になってくるのではないでしょうか。
